
家に一時帰宅した際、夫の態度を見て復縁に手応えを感じたものの、その後も連絡無視と離婚要求は続きました。
さすがにもう無理かなと諦めてしまいそうになることが何度もありました。
鍵を返さないと、引っ越すと脅される
夫は、このまま鍵を返さなかったら鍵の交換をするか引っ越しをすると脅してきました。
相手の住所がわからないといざ離婚となった時に調停の申し立てができないので、非常に困ります。
そうなると財産分与や慰謝料はもらえず、泣き寝入りするしかなくなります。
夫は何の責任とらず、ただ私から逃げようとしているようにも見えました。なんて無責任なんだと夫を激しく恨みました。
離婚だ、二度と会いたくない 離婚要求が続く
こちらからの問いかけには答えないくせに、夫から一方的な離婚要求メールはよく届きました。
もう君とはやっていけない。離婚だ。二度と会いたくない。離婚は2人で話し合ったことなのに応じないなんて、君の言動が理解できない。
何度も何度も懲りずに送ってくるのです。
こちらは浮気の傷だってまだ癒えてないのに、謝罪どころかそんなひどいこと言ってくるなんてと私の心はズタズタでした。夫からそういった内容のメールが届くたびにすべて真に受けてしまい、非常に苦しかったです。
浮気したのは夫だから、そもそもそんなことが言える立場じゃないだろうに。
浮気騒動で私は住む場所と仕事を失いました。結婚してからはパートだったのでたいした貯金もありません。
そんな状況でも、新しい仕事と家を見つけ、夫と向き合い関係を修復していこうと努力している。
なのに、ただ逃げるだけの夫が何も失わないなんてずるすぎる!!!不公平だ!と、イライラがおさまりませんでした。多分このときが一番恨みの気持ちが大きかったと思いまします。
この状態があと何ヶ月かかるのか、年単位なのか、、そう思うと憂鬱になりました。
継続カウンセリングを受ける事を決意
もう離婚したほうがいいのかなと諦めモード&煮詰まっていた私でしたが、
なんとか現状を変えたいと思い、本当に藁にもすがる気持ちでカウンセリングを受けることにしました。
あちこち夫婦関係のサイトを読み漁って、いいなと思ったカウンセラーさんを見つけ、 全6回の継続カウンセリングを受けることに。
初回は最初30分ほど私の現状を話した後、先生は旦那さんのことはひとまず置いておいて、今度はみずほさんのことについてみていきましょうねと、言いました。
今どんな気持ちでどんな体の感覚がありますか?と聞かれ、
私は、向き合ってもらえず、とても怒りを感じている。体の感覚は、、胸が詰まるような感じ。奥底から?ドロドロした感じで、、と、自分の感情を言葉にしていきました。
なかなかしっくりくる表現を見つけるのに苦労しました。
続いて先生は、私の家族や幼少期のことについて丁寧にヒアリングしてくれました。家族との関係が、現在の問題に影響しているケースがほとんどなのだそう。
先生が色々な言葉で質問してくれるのですが、家族との記憶があまり思い出せませんでした。
いつ引っ越したとか住んでいた家の間取りや友達とどんな風に遊んだか、などは記憶にあるのですが、家族の映像が不思議とないのです。
幼少期の辛い想いが浮き彫りに
あなたの年齢でそこまで記憶がないのは珍しいと言われてしまいましたが、カウンセリングを続けるうちにある気持ちが浮き彫りになっていきました。
私には障害を持った兄が一人います。障害あることもあり、自然と両親は兄にかかりきりに。小さい頃から、みずほは手がかからなくていいわあと言われて育ってきました。
なかなか親にかまってもらえず、寂しい思いをしていたけど、障害は生まれつきで仕方ないことだし、私は親に迷惑をかけてはいけない!さびしいと思っちゃいけない!自分がしっかりしなくては!!!
そんな想いから親に甘えることを我慢していたということがわかりました。それが自分の記憶を消してしまうほど、子供の頃の自分にとっては辛い体験となったようです。
両親は仲が良いし、尊敬しています。
今まで経済的にも不自由はなく、愛されて育った自覚もあります。だから、家族とのことで何か負の感情があるとは思いもよりませんでした。
継続カウンセリングの初回は、そんな自分の知られざる想いに気づかされる回になったのでした。
