ケンカの時、夫が黙り込むことがよくありませんか?




・・・。(無表情でゲーム)
夫はうんともすんとも言わない。
なにか言ってくれないと何もすすまないのに。
些細なけんかから重要な話まで、ケンカになると黙る夫。
いつもまでもいつまでも喋らない。どうして何も言ってくれないのか。いつも謎でした。
この現象、「うちの夫だけなのか?」と悩んでいましたが
実は、これ男性あるあるなのです。
今回は、夫婦ケンカの時夫が黙る2つの理由についてまとめています。
夫婦ケンカの時どうして夫はだまりこむの?
1、男性はストレス処理するのに時間がかかる
ストレスを感じたときの反応とストレスを処理するまでの時間が実は男女で違います。
ストレスを感じた時、男性は女性より早くストレスに反応するが
回復するのが女性に比べて遅いという実験結果があります。
男女のストレス反応の違いについて、アラバマ大学の心理学者ドルフ・ツェルマンが行った実験が有名です。
嘘のテーマで呼び出された被験者に対して、仕掛け人がわざと怒らせるような質問をして20分後にその血圧の上昇を調べるという実験です。
女性は20分後血圧が下がっていたのに対して、
男性は20分後も血圧が高いまま(怒ったままの状態)だったのです。
つまり、女性の方が自分をなだめる能力が身体的に備わっているのです。
ケンカの時に黙り込んでしまうのは、奥さんから色々責め立てられて感じたストレスを処理するのに時間がかかってしまっているだけなんです。



信じられないかもしれませんが、単に無視してるとか投げやりになっているだけではないんですね。



男女関係が終わってしまった時、女性の方が立ち直りが早くて、
男性の方がずるずる引きずってしまうというのはよく聞く話ですが、
男性の方がストレスの処理に時間がかかるためなんですね。
ちなみに、その実験で男性の血圧が下がったのは相手に対して「仕返し」をした時なんだそうです。
ケンカの時、黙り込む夫に対して何度も話しかけていたら、急に逆ギレしだすのはこのためです。
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男性は血圧をさげるために「仕返し」が必要なのです。
ケンカの際は「仕返し」されないように引き際を見極めるのが肝心です。ケンカスキル大事です。
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男性が黙っている時に考えていること
ケンカの際、男性が黙り込んでしまうと、
女性は
- 「無視された」「私のことを考えてくれてない」
- 「無責任だ」
- 「もう愛されていないんだ」
と思ってしまい、非常に不安に駆られます。
女性は、基本的に話しながら問題解決の筋道をたてるので、
「黙る」ということがイコール問題解決につながっていると到底思えないからです。
ところが、男性の沈黙はしっかり問題解決につながっているのです。
男性が黙っている時は、実は、こういう風に考えています。
- 自分にはまだ答えが見つかってない
- どうすればいいかわからない
- なんて答えたら怒られないかな
「分からない」と思ってるなら、分からないと言ってよ。話しながらどうすればいいか一緒に考えればいいじゃん
と、女性である私達は思うのですが、男性は言葉にしません。
2、男性は誰の力も借りずに問題解決をしたがる
男性が黙り込んでしまうのは、ストレス処理に時間がかかるという理由以外に、
もう一つ理由があります。
「男性は誰の助けを借りることなく、問題解決をしたい」という性質です。
女性にとって「愛されたい・大事にされたい」という価値観が重要なように、
男性は「認められたい・問題解決をしたい」という価値観が非常に大事なのです。
いわゆる男のプライドってやつですね。
あくまでも「一人で」問題解決のための答えを導き出したいんです。
そういった性質もあいまって、黙り込んでしまうんですね。
黙り込んでいるのは、決してあなたのことが嫌いだとか、
何も考えていないだとかそういうわけではないんです。
まとめ
- 男性は女性よりストレスの処理に時間がかかる(考える時間が必要)
- 男性は話し合って解決するより一人で問題解決をしたい。
女性の皆さんは、無視するな!と怒るのではなく、男女の違いを理解し
「今は一生懸命考えているんだな」と思う心が持てると
少し心に余裕を持つことができるようになります。