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【体験談12】別居から半年。調停を経験し、離婚を視野に入れるようになる
今回は別居から半年経った頃の体験談です。
お互い冷静さを取り戻し、日常会話まではできるように
別居から約半年経って、ようやく普通に会って日常会話くらいはできるようになりました。
月に数回は一緒に食事をしてデートをする。
日常会話はできる。メールも既読になるし、返事もそこそこかえってくる。
しかし、肝心の将来の話になると「さあ」とか「わからない」しか言わなくなるのです。
一緒に住もう・やり直そうといくらいっても、絶対に首を立てに振ろうとしません。
浮気発覚直後から比べれば、お互い精神的に落ち着いたはずなのに
なかなか向き合ってもらえない日々が続いたのです。
何の進展もないまま別居をして気がつけば一年が過ぎてしまいました。

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離婚しようと思えたきっかけ
何度私が傷ついても夫は出会い系を辞めてくれない。
何度復縁を迫っても首を縦に振らない。
これはもう無理かもしれないなと、諦めの気持ちの方がだんだん強くなっていきました。
そんなある日、もう離婚しようと思えた瞬間がありました。
何気なく書いた書類に旧姓を書いてしまったのです。
それを見た時に、
「私、無意識で離婚しようとしてる・・・。もうよく頑張ったし、ここまでして無理だったんだから、もう離婚してもいいかな」
と急に思えたんです。
諦めがついたという感じでしょうか。
別に夫がいなくても私は生きていける。私は大丈夫。そんな風に思えたのです。
とても前向きで、すがすがしい気持ちでした。
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3ヶ月かけて離婚の準備をする
離婚を決めてからは夫に連絡するのを控え、
徐々に荷物を一人暮らしの家に運び出していきました。
少しずつだったのですべて運びきるのに3ヶ月くらいかかりました。
離婚することは夫に告げずにひっそりと家を出て、
記入済みの離婚届は私のタイミングで届けをだそうと思っていました。
最後に夫に会う日はあらかじめ決めていました。
最後の日はこれで最後だって思うと悲しくなるので夫には気付かれないように、
いつもどおりの態度でいつもどおりに家を出て、さりげないお別れにするつもりでした。
出ていく前の晩、夫が衝撃の言葉を口にする
しかし、日に日に私の荷物が減っていくのを見て
夫は私が出ていくことを察知していたようです。
出ていく前日の夜に、夫はぽつりぽつりと絞り出すように
- これで最後なの?本当に離婚したいの?
- 俺のこともう嫌いになった?
- それとももう別に好きな人がいるの?
- 別れるのは悲しい
- できるなら仲直りしたい。ハグしたい。
というような事を喋りだしました。
突然、ハグを迫られ私は驚きつつ混乱しました。
え!?!?!離婚したいのそっちじゃないの??なんで今更??
なんでもっと早く言わないの???
と、夫の考えている事が全然わかりませんでした。
私がやり直したいって言っても、散々無視してきたのはそっちじゃないか!
とイライラしながらハグを拒否して、夫に背を向けて眠りにつきました。
そして、予定通り次の日の朝、家を出たのです。
出ていった日に事件が起こる
家を出て、一人暮らしのアパートに戻ったのですが、その日に事件が起こります。
以前から隣人から嫌がらせを受けていました。
管理会社の人を通じて、注意してもらっていたのですが、改善されずむしろどんどんひどくなる一方でした。
すぐに引っ越さないといけないレベルの嫌がらせを受けたのです。
くわしくは書けませんが、ストーカー行為のようなものです。
そのせいでその部屋にいるだけで恐怖でした。
心臓はバクバクしてパニックになりました。とにかく怖くて涙が止まらない。
手は震えるし身体がうまく動きませんでした。
でも、証拠があるわけではないから、警察に言ってもどうしようもない。
管理会社に連絡するも、怪我を負わされた等のことがない限り、
隣人を退去させる法的な実質ないと言われてしまう。
私が引っ越すしかありませんでした。
パニックになって夫に電話。離婚は白紙に
パニックになった私はとりあえず夫に電話。
出ていったはずの妻が泣きながら電話をかけてきたことに驚いてはいましたが
引っ越し先が見つかるまでいたらいいと言ってくれる夫。
あれだけ離婚を覚悟して出て行ったのに、その日のうちに戻るというまぬけな私。
夫は私を心配して、その日の夜の予定をキャンセルして早く帰って来てくれました。
朝出て行ったのにと散々笑われましたが、その顔にはもどって来てくれて嬉しいと書いてありました。
事件なんて起こらず、このまま別れられたらよかったのに思う反面、
夫と縁が切れなかったとホッとしている自分がいてなんとも複雑でした。
こうして私の離婚の計画は、振り出しに戻ってしましました。